Snapchatはフィルターアプリではなく飾らない自分を届けられるコミュニケーションアプリ【スナチャ】

こんにちは。アプリソムリエの今井安紀です。
先日Snapchatの中の人にお話を聞けるという貴重な機会をいただくことができまして、Snap Japan代表の長谷川倫也さんからSnapchatについてあらためてご紹介していただきました。
この記事では「カメラアプリのイメージが先行しているが主軸はコミュニケーション」「実は一番肩の力を抜いて使えるSNS」といった、みなさんに届けきれていないSnapchatの魅力や使いやすさをご紹介します。

Snapchatは自己表現ツールアプリだ!

日本では「スナチャ」でお馴染みの、Snapchatに対してのイメージって、皆さんどんなものをお持ちでしょうか?
多くの人は、
「面白いレンズやフィルターがいっぱいあるカメラアプリ」
などとまず最初に思い浮かべるでしょう。

実はSnapchatは、カメラアプリではなく身近な誰かと自分の思っていることを簡単かつ気軽に共有するのに適した、自己表現ツールアプリなんです。
身近な人と雑談をするかのごとく使えるSnapchatは、実は主要国で13〜24歳の浸透率が90%を超えていて、さらに面白いのが1日の起動回数は30回を超え、アメリカに至っては40回を超えているんです。
これは、映えを気にするSNSではできない、Snapchatならではの表現とコミュニケーションだからこその結果だと言えるでしょう。気軽に今をシェアできる楽しさや、楽に友達とつながり会える楽しさが主軸になっているSnapchatは、不特定多数の人に見られて疲れがちな一般的なSNSとはまた別の自己表現でつながれるアプリなんです。

盛れてない私もシェアできる、ソーシャルメディアの処方箋

Snapchatの大きな魅力は、元気のない自分や、普通の日常も気軽に投稿したり、友達にシェアできちゃう文化があり、気兼ねなく使えるところにあります。
映えるスイーツや着飾った自分だけではなく、寝起きの自分や茶色だらけの自炊、ダイエット中なのに食べちゃったジャンクフードなども投稿できるゆるさがそこにはあります。すっぴんの日だって、Snapchatのレンズを使えば自分の表情を生かした面白投稿もできるし、映えを気にせずに投稿できるからこそついつい色々撮ってシェアしたくなっちゃうんです。また、見る側としてもリアルな「みんなの今」がたくさん届くのが、Snapchatの特徴の一つだとも言えるでしょう。

Snapchatは実はめっちゃ気軽に開きたくなるアプリ!

Snapchatの主要国での13〜24歳の浸透率は実は90%に到達しています。
その上、1日の起動回数の平均はなんと30回、アメリカにおいては40回を超えているんです。
これは、雑談ツールとしての側面が強いSNSアプリだからこその結果であり、「オンラインわちゃわちゃ」「ソーシャルわちゃわちゃ」をみんなSnapchat上で行っているのがよくわかる結果だなと思いました。

Snapchatと他のSNSアプリとの比較

Snapchatを他の映像・画像中心のSNSと比較してみると、その特徴と使いやすさをさらに理解できるでしょう。

インスタグラムとSnapchatの比較

インスタグラムは、世間的には「映えるものを投稿するSNS」というであり、気軽なSNSというよりは自分のキラキラ感を発信する、いわゆる「ステータスメディア」のような側面が強いです。「どう見られるか」に重きを置いた発信が中心で、オーディエンスファースト、つまり投稿内容の軸が自分自身ではなく見るからの反応に偏りがちなSNSだと言えるでしょう。

TikTokとSnapchatとの比較

TikTokはユーザーの9割がいわゆる観る専であり、一部の人が華やかなダンスなどを投稿しているといった実情です。発信者サイドの人が限られた人である点は、ある種テレビなどと似ている構造であると言えます。

BeRealとSnapchatの比較

BeRealは、毎日1日1回、通知が来て2分以内にフィルターなしの写真を撮って友達とシェアするアプリです。
リアルな自分を投稿する、盛れてない自分を投稿するという意味ではSnapchatと近いように感じられますが、BeRealは撮影を強制されるため、いくら何でもというタイミングで通知が来た場合は困ってしまうでしょう。就職後はコンプライアンス上今いる場所を撮れないという事態も容易に起こるため、使いづらさを感じる人も少なくありません。Snapchatは盛れてない自分も気軽に投稿できるけど、撮影のタイミングを自分で決められるのでBeRealのような撮影を強制される窮屈さはありません。また、現在学生でSnapchatを利用している人が社会人になった時も、自由に投稿できるゆえに使い続けやすいと言えるでしょう。

Snapchatが支持される理由

コンテンツファースト

Snapchatはアプリを開くとまずカメラが立ち上がるようになっており、「とりあえず撮る、そして誰に見せるか、誰に送るかは後から決める」「見せる相手はカスタムできる」というコンテンツファーストで投稿を作成する流れが作られています。
多くのSNSは、他の人の投稿が目に入った上で投稿画面や撮影機能を使うため「誰に見せるか、誰に見られるか」をどうしても意識してしまいます。Snapchatはカメラが真っ先に立ち上がり、写真や動画をまず撮った上で誰に見せるかを決められるため、ありのままで楽しく撮影、シェアすることができるツールとなっています。

デフォルト削除

Snapchatの大きな特徴の一つが、Snapchatが最初に取り入れた「1回見ると消える」仕様です。
対面での会話に代表されるリアルなコミュニケーションは見返すこともできないし、聞き返すこともできないものです。Snapchatは、いわゆる「気軽なおしゃべり」スタイルのコミュニケーションを体現しているからこそ、誰かに「ねぇねぇ」と話しかけるように気軽に投稿できるんです。
全ての履歴が残ってしまう今のSNSのフィードやタイムライン、チャットは、日記や手紙的ではありますが、リアルな会話のようなコミュニケーションの実情が残されていないと言えるでしょう。

いいね数やコメントのプレッシャーなし

Snapchatには、いいねも、閲覧者全員から見られるコメントもありません。
承認欲求の装置が全部外れているからこそ、くだらないおしゃべりをするような投稿も、ありのままの自分も気軽に投稿できるんです。

SnapchatのMy AI、他のAIとは何が違うの?

Snapchatは3月に「My AI」というAIチャットボットをリリースしました。

私は率直に「ChatGPTとの違いってどんなところなんだ?」と思っていたのですが、今回長谷川さんに聞いてみたことで、AIはAIでも全くの別物だということがわかりました。
SnapchatのMy AIは、「ちょっと知恵のあるBuddyのようなAI友達」のイメージです。対するChatGPTは、My AIと比較すると「メンター感」が強く、実際に先生や教授から教えてもらうように利用するAIだと言えるでしょう。
My AIはハッピーでフレンドリーなAIチャットボットであり、友達が寝ている間にちょっとおしゃべりしたり、ちょっと知恵を貸して欲しいときに気軽に使えるような形で存在しています。それゆえ、ChatGPTとは全く違う役割を担ったAIチャットボットとなっています。
また、今回My AIを搭載した理由として、Snapchatのメインユーザーそうである若い人に、気軽に正しい形でAI体験をしてもらいたいという側面もあるとおっしゃっていました。

おまけ

今回Snapchatのオフィスにお邪魔させていただき、お土産もいただいちゃいました!

キャップ可愛い……!
そして私が個人的に「センス良すぎ」と思ったお土産が、Snapchatを代表するレンズ「Dog」のグラフィックがプリントされたTシャツ!普段使いできるデザインに加えて、よく見ると「スナちゃのあれじゃん!」ってなる感じがとても良いです。

最近見つけて「歌ってみた」したレンズです。
Catanicってなんやねん(可愛い)。※音量注意

海に遊びに行く前に使って欲しい、海での安全対策を気軽に知ることができるレンズもリリース!

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