こんにちは。アプリソムリエ の今井安紀です。
先日、ついに都内でも電動キックボードのシェアリングサービスがヘルメットなしで使えるようになったとのニュースが流れました。
そのサービスを行っているのが、今までは電動シェアサイクルのみのサービスを行っていた『LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア』です。
実は電動キックボードは2019年にロサンゼルスに行った時に街中で使っているのを見て「いいなぁ!楽しそうだし便利!これ日本にもあればいいのに!乗ってみたい!」と思ったんです。ですが、海外の一人旅でリスクのある行動は取れないと、その時は利用を断念。今回やっと日本でもキックボードのレンタルが始まり、そのサービスにはアプリを利用するということで「アプリソムリエ的に使ってみたい!」と考え、早速試してみました。
※記事はプロモーションを含みます。
Contents
LUUPとは?料金はどれくらい?
まずは『LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア』の説明から。
LUUPは、小型電動アシスト自転車と電動キックボードを短時間からレンタルできるサービスです。街中にたくさんあるポートから乗って、空きのある好きなポートに返却することができるので、徒歩ではちょっとだけ遠い距離の移動や、歩くのはちょっと疲れちゃった時にぴったりなんです。
ライド料金は初乗り10分110円、10分以降は1分あたり16.5円(税込)となっています。タクシー使うよりも全然安い!
アプリの使い方。まずは乗る前に初期登録。
『LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア』の使い方とアプリでの操作をご紹介します。まず、レンタルサービスを利用する前に、アプリでの初期登録を済ませておきましょう。
名前、生年月日などの個人情報を入力したら、支払い方法の設定をします。記事執筆時点では支払い方法はクレジットカードのみとなっており、電子マネーやApple Pay、キャリア払いやQRコード決済などは対応していません。クレジットカードもどこが対応しているかといった詳細は公式のヘルプにも書いていなかったので、とりあえず入力してみて通れば使用可能といった感じでしょう。
電動キックボードの利用には免許証とテストの受験が必要。
『LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア』で電動キックボードを利用したい人は、運転免許の普通免許以上のものや、二輪免許では普通二輪免許以上のものが必要です。LUUPの電動キックボードは小型特殊自動車扱いとなり、原付免許しか所持していない人は、LUUPのキックボードは残念ながら利用できません。(電動アシスト自転車は自転車なので免許は関係ありませんのでそちらを利用しましょう。)
利用前には免許証の提出が必要となるため、前もってアップロードしておくと乗る時にスムーズです。
加えて、電動キックボードの利用前には「乗車前の確認テスト」を受験する必要があります。
このテストに全問正解するまでは、電動キックボードのレンタルはできません。しばらく車など、運転免許を必要とする乗り物を運転していない人はしっかりと復習しましょう。
普段小型特殊自動車なんて運転する機会がない私たちは、LUUPの乗り方に関して勘違いしてしまいそうなことがたくさんあります。たとえば、二段階右折は小型特殊自動車では禁止されているんです。とはいえ右折レーンにキックボードで入っていったり、右折のために車線の右側に入っていくのは怖い……と思ってしまいますよね。そんな時には「押し歩きであれば歩行者とみなされるので横断歩道を利用することが特例として認められているので、こちらを推奨」ときちんと解決策も提示されています。
今回『LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア』の電動キックボードにおいては特例が適用されているルールが他にもいくつかあるので、このテストでしっかりとルールを勉強して安全に走行できるようにしましょう。
他にも、
・歩道の走行
・車道の逆走
・片手運転やスマホを利用しながらの走行
・二人乗り運転
・子供を背負っての走行
・飲酒運転
これらのことは禁止事項です。音楽を聴きながらの走行、雨の日の走行、ロングスカートでの走行も避けましょう。
利用エリアやポートの設置場所について。
LUUPの電動キックボードの利用可能エリアは、渋谷区、新宿区、品川区、世田谷区、港区、目黒区の全域と、大阪のキタ(梅田)・ミナミ(難波・天王寺)エリアとなります。
東京の利用可能エリアを地図上で見るとこんな感じで、ピンアイコンがLUUPの機体をレンタル・返却できるポートです。エリアが結構広いし、ボートがそこら中と言えるくらいたくさんあってびっくりしました。
地図上では赤いキックボードのアイコンが表示されている場所が、利用可能なキックボードのあるポートです。ポートごとの詳細や利用・返却の不可などはピンをタップすると右のスクショのように表示されます。
実際に電動キックボードに乗ってみた!運転が久々でも乗れるのか?
アプリの準備ができたので、実際に『LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア』に乗ってみることにしました。
とはいえ私今井安紀、運転免許を活用するのが久々すぎて果たして乗れるのか……?
私の運転に関する現状を説明すると、
・上京してからの運転回数ゼロ。上京するまで運転したのは20回あるかないか(なぜか雪道含む)。
・原付に至っては免許取得後友達のを1回駐車場で試乗させてもらったくらいしかない。
・実は自転車もほとんど乗っておらず、2013年10月にサンタモニカでレンタサイクルしたのが最後の記憶。
・石垣島で電動原付を借りようとしたら、発進時の加速がガソリンの原付より急で扱いきれずにキャンセル。よって電動モビリティを扱い切れるか今回も不安。
・地図を読むのは得意。
とこんな感じで不安しかない……。
いきなり普通に乗るのは危険すぎると考え、「始発の時間帯なら流石に人も車も少ないから大丈夫なのでは……?」と早朝に乗ってみることにしました。日の出前に起きたぞ。
動きやすい格好の方が安全かなと思い、足元は滑りにくいランニングシューズ、服装は走れるような格好で向かいました。もちろん免許証もちゃんと持って行きます。
アプリを見ながらキックボードがあるポートを探し、辿り着いたのは世田谷公園。本当は大通りが少なく、私自身が比較的詳しい渋谷〜代官山・恵比寿近辺のポートでレンタルしたかったのですが、この日は渋谷近辺のポートがキックボードがメンテナンスや充電切れで全滅。充電やメンテナンスは夜間〜早朝に行われているそうですが、早朝過ぎてどうやら間に合ってなかった模様。キックボード導入で需要急増してそうですし、そんな時もあります。
もしもポートが分かりにくい時には、目的のポートのページを開くとこのように写真が載っているので見つけやすいです。ポートにたどり着いたら自分のいるポートのページを開き、充電量などを参考にどの機体を使うかを決めて、その番号の機体を見つけます。ロック解除をタップすると、ご利用の流れが表示されるのでその流れに沿ってロックを解除、乗り始めます。
キックボードの右ハンドルの方にロック解除用のQRコードがあります。このQRコードをアプリでスキャンして読み込ませましょう。光の反射などでうまくいかない時には、QRコードの下にIDナンバーが書いてあるのでそれを直接入力しても大丈夫です。
読み取りが終わったら、目的地ポートを選びましょう。目的地ポートは返却場所になるため、「返却可」の枠があるポートを選択します。返却ポートは後から変更も可能です。
次に「ライド前確認事項」をしっかりと確認します。
記事執筆時点では電動キックボードの利用は実証実験への参加とみなされるため、書かれている事項に同意した上でのライドとなります。車道を走る以上、事故のリスクはゼロではないためしっかりと内容を確認の上、同意してライド開始をタップしてください。
ライド開始をタップすると乗り方ガイドが表示されるので、ここもしっかり目を通しておきましょう。実証実験は限られたエリアで行っているため、乗車できるエリアから出ての走行はできません。また、走行禁止道路での利用もNGです。走行可能な部分に関しての詳細はこちらをご覧ください(ご利用エリアでの走行(電動キックボード) – LUUPヘルプセンター)。
キックボードの乗り方ですが、利き足をボードの前方に乗せ、反対の足で地面を蹴って初速をつけたら両足をキックボード上に乗せ、右ハンドルについた「Push&Go」を押して発進します。
「Push&GO」はこのように右側のハンドル部分にあります。これがアクセルなので、加速したい時にはこのレバーを押します。なお、電動モビリティらしく、発進は急発進気味です。そろりそろりと押してもあるところで急にスピード上がります。車のマニュアル車の1速のようなじわじわ加速は初速の段階だとできません。「乗れなかった電動原付の時と同じ動きしてる……」と最初はビビりましたが、何回か挑戦するとコツが掴めます。
速度と電池残量はハンドル中央のディスプレイに表示されます。電池残量が少なめの機体を借りる時には残量に注意しながら走行しましょう。
また、小型特殊自動車なので、右左折の際には方向指示器を使う必要があります。ウィンカーは左側のハンドルについています。車と違って曲がった後に自動で戻ることがないので注意です。(私も付けっぱなしの時がありました。できれば爆音でカチカチ音出して欲しい。結構気づかない。)
スマホをナビ代わりにしたい時にはスマホ置きにセットしておきましょう。セットしてからネジで幅を狭めて固定するタイプなので、大概のスマホであればセット可能だと思います。
ライド中にはLUUPアプリはこのような表示になります。ナビ機能はついていないので、ナビの利用は別途Google Mapsなどに切り替えて行う必要があります。
お店に寄るなど、機体は借りたままだけど一時的に降車する時には「一時停止」の機能を利用することで、機体にロックをかけられます。また、目的地ポートを変更したい場合には「?」アイコンをタップすると「目的地ポートを変更する」というメニューが出てくるのでそこから別の場所を選びましょう。目的地ポートとは違う場所で返却した場合には、規約によって「目的地ポートを事前に変更することなく、他のポートまたはポート外に駐車した場合:30,000円」と違約金が発生するようになっているので要注意です。
返却は写真を撮って完了!
最初はゆっくり乗っていましたが、人も車も少ない時間帯を選んだのもあり、慣れてきたらスイスイと目的地まで行けました。目的地ポートに到着したら、「ライド終了」をタップします。ここからは返却手続きを進めていきます。
機体の返却は、LUUPの看板のあるところに機体を戻し、返却した証拠となる写真を撮影すればOKです。地面にエメラルドグリーンの枠が引いてあるところは、ポートの枠がその線の内側なので、しっかりと指定されたポート内に収まるように駐車します。
写真撮影なのですが、これ記事画像作っていて気付いたのですが多分本来は横位置で撮影です……。
写真が撮れたら「送信」をタップします。
写真を送信すると、アプリ側で決済がスタートします。通信状況によっては1分くらい待たされることもあるとのことなので、時間に余裕を持って返却しましょう。写真送信と決済が完了すると、これで返却完了です。
今回の利用料金は374円でした。結構動いた感じがするのに、思ったより安かった!
もしも気になる点があれば、コメントを送ってみても良いと思います。
電動キックボードに乗ってみて気になったことなどなど。
免許はあるけど、全然乗り物運転していなかった私今井安紀ですが、キックボードはこのように乗ってしっかりと移動することができました!最初怖かったんですけど、慣れたらとっても気持ち良くて楽しかったです。
乗ってみての感想が色々あるので書いていきます。
- 不安な人は早朝に練習しよう
小型特殊自動車扱いで車道を走らなければいけない以上、発進に手間取ったり、車が通る中フラフラ走行したりするのはかなり危ないです。日常使いは車のいない時間帯に乗って慣れてからがオススメ。早朝は本当に人も車もいないので乗りやすかったです。 - 発進が結構怖い
「Push&Go」の使い方でも書きましたが、電動モビリティの特性なのか、じわじわ発進が難しいです。蹴って初速をつけた際、緩めに「Push&Go」を押してるのに結構勢いよくブン!って加速しがちです。加減が難しい。電動原付の時も思ったけれど、マニュアル車の1速のようなそろりそろり加速ができないと力のない人は機体に振り回されそう。 - 右折は降りた方が圧倒的に楽
路地は別ですが、そこそこ道幅のある道路であれば右折は二段階にした方が楽です。後続車がいたらこちらはスピードを出せないので尚更です。 - 路面がボコボコのところはめっちゃ揺れる
路面のアスファルトが古いのか、見た目にもガサガサしているところってあるじゃないですか。そこだとめっちゃ揺れました。立って乗っている分揺れも大きく感じて、体幹ない人はちょっと怖いかも。そこそこ大きな通りでもこの現象が起きるところありました。 - 登り坂にも割と強い
今回のルートに凄まじい登り坂はなかったのですが、ちょっとした登り坂はちょっと強めに「Push&Go」を押せばスムーズに走行できました。一番坂がきつかったのが蛇崩の交差点から中目黒方面の野沢通りに入るところだったのですが、機体が頑張ってくれたのでちゃんと登れました。 - ウィンカーマジで消し忘れ注意
ほぼ車しか経験していないと、車の時の癖で曲がり終わったら戻るのが刷り込まれていてほんと消し忘れます。カッチンカッチン音欲しい……!
あと、今回乗った電動キックボードが最高15km/hだったのですが、それより遅くていいので自転車扱いで歩道を走れて、もう少し小ぶりなキックボードも出してくれたら嬉しいなと思ったりしました。小型低速車に関してはこれから法律がまた変わる可能性もありそうですし、より気軽に乗れるようになったら嬉しいです。
ついでだから自転車にも乗ってみた。
ついでなので、既にある電動アシスト自転車の方にも乗ってみました。
こちらは2021年の写真で、現在はもっと安定感がある車体にモデルチェンジしていて、乗りやすさが格段にUPしています。
借り方は電動キックボードの時同様、機体についているQRコードを読み取って乗り方ガイドを確認します。自転車に乗る前に、バッテリーの残量があるかランプをチェックしておきましょう。点滅していた場合には残量がわずかなので、別の機体があれば別のものにしましょう。
サドルの倒し方も丁寧にアプリでは説明してくれます。ロックが外れていないと、このサドルが動きません。その後、目的地ポートを設定して自転車に乗りましょう。
なお、自転車ではポート外でのライド終了という、いわゆる乗り捨ても可能です。その場合追加料金がかかってしまいます。地図上の赤く塗られているエリアはポート外ライド終了禁止なのでここには止めないでください。
基本的には目的地に設定したポートに返却することで次の人が利用しやすくなるので、極力目的地ポートに返却するようにしましょう。
LUUPの電動アシスト自転車のライドは、よほど急な登り坂出なければスイスイで快適でした。中目黒立体交差から鎗ヶ崎の交差点まで全然疲れることなく登れたのにはびっくり!1カ所だけ駒沢通りから代官山駅方面に登ろうとしたら凄まじい急勾配があってそこだけはだめでしたが、そこ以外は全然平気でした!
電動あるあるなのか時々謎のタイミングでの加速はあったけれど、不便なほどではなかったです。
乗り終わったら「ライド終了」をタップし、ロックをかけてから返却の写真を取ります。
ロックは自転車の後輪部分にガチャっとする部分があるのでそこを下げるだけでOK。最初実は全然ロックが最後まで下りず、「壊れた?」と思ったのですが単にホイールの位置が悪くてロックに引っかかっていただけでした。うまくロックが降りなかったらちょっとタイヤを動かせば解決するはずです。
困ったことがあったらヘルプセンターとサポートを利用。
使い方や利用状況で困ったことがあったら、検索窓の「≡」部分をタップするとメニューが出てくるのでそこから「ヘルプセンター」をタップ、困ったことに関して検索してみるとどのように対処したら良いかが細かく記載されています。まずはここで検索してみると良いでしょう。
決済が間違っている、バグが起きたなど個別の困りごとは、メニューの「お問い合わせ」をタップするとそこから対応してもらえるようになっています。
実は私もアプリ側のバグで1回ロックが外れないまま料金がかかってしまったのですが、問い合わせたら正しい料金に直っていました。サポートが充実しているのがわかったので、安心して使えますね。
招待コード利用で30分間ライドが無料に!
『LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア』は招待コードを利用すると、30分間ライドが無料になるクーポンがもらえるんです。私の招待コードは「 RF6Q3C2J 」なのでよかったら使ってみてください。
全国展開を目指しているという『LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア』、あなたの街や旅先に登場するのはもしかしたらすぐかもしれません。
キックボードは風を切って走るのがとても楽しいし、自転車もちょっとした移動に便利かつ電動だから疲れなくて本当に楽に使えるので、ぜひ利用してみてくださいね。
LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア
Luup, Inc.無料posted withアプリーチ