リニューアルした『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』を使ってみたら愚痴と要望がダダ漏れた件

こんにちは。アプリソムリエの今井安紀です。
2021年6月にリニューアルしたJR東日本のチケット申し込みサービス「えきねっと」。それに伴いアプリも大幅にリニューアルされてアップデートされました。
とはいえ、実は私はなぜかいつもWeb版でばかり予約を取っており、アプリ版の「えきねっと」を利用したことがなかったんです。毎年地元仙台にお墓参り等やベガルタの試合観戦で行ってるのに、ほんとなぜだ。
リニューアルを機に試してみたいなーなんて思っていたら、先日の富山旅行が新幹線移動となったため、その際の予約で利用してみたら、愚痴と要望がダダ漏れになりました……JRのWeb関係の使い勝手、昔から悪いのが全然改善されてないやんけ!
というわけで、基本的な使い方指南と注意点盛り盛りのレビューをお届けします。

まずはログイン。新規申し込みから新幹線チケットを買えます。

新幹線予約をするには、まずは『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』にえきねっとユーザーIDでログインします。持っていない人は新規登録しましょう。ログインできたら、「新規申し込み」をタップします。

ルート検索で候補の列車を検索。割引利用は時間に注意!

新規申し込み画面では行きたいルートを時間指定して検索すると、候補のルートと列車が表示されます。私鉄やメトロなど、JR以外を経由するルートだと、1番最初のルートのように購入ができない表示になってしまうので、JRの乗り換えのタイミングの場所から検索するようにするとスムーズです。到着時刻指定で検索した場合には、出発時刻が遅い順で表示されました。

この時は一番出発が遅い、大宮で乗り換えるルートを購入することにしました。
乗る新幹線はえきねっとの「えきねっとトクだ値10」の設定があって、10%offで新幹線を取ることができました。
「えきねっとトクだ値10」は新幹線の料金が5〜40%offになるサービスです。
割引適応は一応当日までとJR東日本はうたっておりますが、下の方に小さく

1時50分まで。発売期間最終日がシステムメンテナンス日の場合、乗車日前日の23時50分まで。

と書かれているので申し込み時刻には注意してください。

ていうかこれに関して私はえきねっとを使うたびに毎回思うのですが、

当日の1時50分まででメンテナンスで23時50分になることがあるなら、前日25時50分までって記載にした方が伝わるのでは?当日AM1時50分ってもはや営業の締め時間ベースで考えると前日の範疇では?
そもそも夜中にチケットについて調べようとしたり、チケット取ろうとするとメンテナンスしてる率めちゃくちゃ高いのだが?

えきねっとさん、トクだ値は前日までの記載に変えるべき!!!!!

紛らわしいここら辺の表記どうにかして欲しいんですよね。本当に不親切です。
絶対に他にも怒っている人いるでしょこれ……。前日までだとややこしいっていう人も出るなら括弧書きで(当日AM1時50分まで)って小さくつければいいわけだし。

帰りの便は時間が読めなかったため当日朝に申し込みをしたのですが、新幹線の「えきねっとトクだ値」は当日までのお申し込みで割引って大々的に書いているのに、その当日の範囲がAM1時50分なのでアプリで買ってもチケットレス仕様にしても一切割引はありませんでした。『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』からチケットを取るとJRE POINTは貯まるため、ポイントを貯めている人はアプリからの予約の方が良いでしょう。
新幹線ではない特急の場合、申し込み時刻までにチケットレス特急券で購入すると35%offになる便が多いようです。(乗車券は定価でICカード残額を使用)

ちなみに、渋谷ー大宮間の在来線の料金は、特に申し込みをしない場合にはSuica等のいつも使っているICカードで入ると新幹線改札で自動精算になります。えきねっとでの追加もWebの方で可能でしたが、その場合にはその区間分(この時は渋谷ー大宮間)は切符を発券しなければならず、加えて割引も特にありません。交通費精算の関係で領収書をまとめたいというケースなど、特別な理由がなければ、ICカードで乗ってしまったほうが楽です。

座席を指定しましょう。

乗る新幹線の便が決まったら、座席を指定します。
座席は、座席番号が表示されているところは選択可能になっています。席が埋まり気味の時や設備の関係で別の号車に移動したい場合には、画面左上の「号車変更」から号車を変更することも可能です。

予約申し込みをしたらICカードを紐付けします。

予約の内容を確認し、支払い方法等を入力・確認したら予約を確定させましょう。
そして、ここで大切なのが、「ICカード情報入力」です。
えきねっとで購入した新幹線チケットは、ICカードで入場できるようにすると、発券しなくて楽な上にもらえるJRE POINTが多くなるのでオススメなんです。ですが、予約を完了させただけでは、新幹線チケットとICカードの情報は紐付けされていません。オレンジ色の「ICカード情報入力へ進む」をタップして紐付け作業をしましょう。

次の画面で「ICカードの確認・変更」と出てくるのでそこをタップします。
ICカードを「えきねっと」に登録している場合には、候補のICカードが出てきます。その中から使用するものを選択して「選択したICカードを利用する」をタップしましょう。ICカード未登録の場合や、登録のものから変更・追加したい場合は後述します。

確認画面が表示されるので、列車名と号車、ICカードが合っているかどうかを確認したら、「確定する」をタップすることで、ICカードと新幹線のチケットの紐付けが完了します。これであとは当日に新幹線改札で指定したICカードを改札で「ピッ」とかざすだけで新幹線に乗車できます。
複数人申し込んでいる場合には、他の人の分のICカードも同様に紐付け設定します。

えきねっとに登録しているICカードの変更・追加をしたい場合

「えきねっと」サービスにICカードを設定していなかったり、現在登録してあるものを変更したい場合、別の人のICカードをにはトップ画面左上の「≡」から、メニューを開き、「各種設定」をタップ、さらにそこから「Webサイトにログイン」からアプリ内ブラウザに飛んでログインをして設定変更をする形になります。なんて面倒くさいんだ……と心の声が漏れるのはまだ早い!ログインしてICカード登録をするには、登録したメールアドレスに送られたワンタイムパスワードを入力する必要がありこれまた一手間。アプリの中で1ログインで完結する仕様に早くしていただきたいです。

ちなみに、カードのICカードを持っている場合にはICの番号は裏側に記載されています。
iPhoneユーザーでモバイルSuicaを利用している人も多いと思いますが、モバイルSuicaの場合には、アプリを開き、トップ画面のSuicaカードの絵の部分をタップするとSuicaIDの番号(JEで始まる17桁の番号)が表示されます。こちらを「えきねっと」の登録情報で入力して登録しましょう。ICカード名は自由に設定できるので「自分」「あきにゃん」「〇〇くん」などわかるように設定しましょう。

紙の発券はできる?ICカードを持っていない場合には?

「おばあちゃんだけがICカード持ってない!」みたいなこと、特に家族旅行では起こりそうですよね。
申し込んだ人の中で誰かがICカードを持っていない場合には、予約したチケットは全て紙での発券になります。
「えきねっと」の新幹線eチケットサービスでは、その時の申し込み分全員がチケットレス乗車をするか、全員が紙のきっぷで乗車されるかのどちらかを選択する形となり、ICカードと紙の切符の混在はできないとのことです。
紙の切符よりもICカード乗車の方がポイントが多くついたり、変更がしやすかったりするので、その点は注意が必要です。家族であればこれを機会にICカードを持ってもらっても良い気もします。

そして新幹線に乗る時もバタつく仕様にご注意を。

Web版の「えきねっと」はやたらすぐにログインが切れたり、やたらとログインを要求されるなという印象なのですが、『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』も全く同じ調子でした。
乗車時間を確認するためにアプリを開くとログイン画面、駅に着いて乗車する号車を確認しようとアプリを開くとログアウトされていてまたログイン画面、乗車直前に座席を確認しようとアプリを開くとまたログアウトされていてログイン画面、とすぐにログアウトされてしまう仕様になっています。つい10分前にも画面見てたのに!!!またログアウトされてる!ということが頻発するので、チケット情報画面はスクリーンショットをとっておいた方が便利です。JR東日本さん、最終ログインからせめて24時間はログアウトさせなくてもいいと思うのですが、いつまでこの仕様を続けるのでしょうか?

だいぶ愚痴や改善希望の多いレビューになってしまいましたが、『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』を利用すると、ちょっとお得に新幹線に乗れるのは事実としてあります。初めて使うとびっくりする点は多いのですが、使い慣れれば基本的な利用はできるようになるのでぜひ東日本の新幹線移動の際には活用してみてください。

えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約

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