SNSでも見かける「デジタル名刺」を実際に作ってみました!
デジタル名刺を作るにあたって、どんな人に向いているのか?作るのは簡単?どのデジタル名刺がオススメなのかといった点についてまとめました。
オリジナルデザインの画像は、一般的な画像制作・編集アプリで作成できたので、そちらについてもご紹介します。
※記事はプロモーションが含まれています。
Contents
デジタル名刺はどんな人やシーンにおすすめ?
・紙の名刺を持たない主義の人
最近はビジネスシーンにおいても、紙の名刺を持たない人がかなり増えました。
紙の名刺がないデメリットは、自分への連絡先をスマートに伝えにくいことにあります。デジタル名刺で自分の情報がまとまっているページにアクセスしてもらうことで、検索してもらうよりも容易にSNSやHPにアクセスでき、お問い合わせ窓口の利用やDMといった手段につなげることが可能です。
・形式上名刺は持ってるけどSNSでの交流のほうが活発な人
業種やシーンによっては、紙の名刺は交換しつつも結局SNSのアカウントを交換し、そちらでのやり取りがメインという人も少なくないでしょう。
デジタル名刺はスマホにタッチで直ぐに自分のプロフィールページを開いてもらえて、そこからSNSアカウントへのアクセスも簡単。SNSアカウントを伝えるのに非常に便利なツールです。
・紙の名刺が切れた時の予備に
人にたくさん会うとわかっている時は名刺の枚数を多めに準備しておけますが、思いがけずたくさんの人に合うことになったりすると、名刺の枚数が足りなくなってしまうこともあるでしょう。また、そもそも名刺を持っていない日だった、ということもあるはずです。
デジタル名刺を1枚持ち歩いておけば、名刺切れの時はデジタル名刺からプロフィールページに飛んでもらい、自分の情報を相手に伝えることが可能です。この用途での利用の場合は、連絡先情報を登録できるデジタル名刺サービスを選択するのがおすすめです。交通系ICカードと同じサイズなので、予備で持ち歩く負担もほぼありません。
・POPUPや物産展など、催事に出店する時
店頭にデジタル名刺を置いておくことで、スマホをかざして簡単にリンクまとめに飛んでもらうことができます。
QRコードをプリントしたチラシやショップカードなどを用意しておくことももちろん大事ですが、予定枚数が切れてしまった時には、かざすだけでページを開けるデジタル名刺でホームページやSNSへのアクセスのハードルを下げることが可能です。オリジナルデザインでのプリントが可能なので、お店や企業のロゴなどを入れたカードの作成がおすすめです。
・推し活やプライベートでの連絡先交換に
推し活や仕事以外でのSNSアカウントの交換にもデジタル名刺は便利です。
デジタル名刺のアクセスページは複数のSNSを1ページにまとめて表示できるので、相手が使いやすいSNSからアクセスしてもらえるというメリットもあります。
人気のデジタル名刺はこの2つ
デジタル名刺の2大人気サービスと言えば、個人クリエイターやIT・SNS界隈で話題の「プレーリーカード」と、リンクまとめサービス「Lit.link」がリリースした「リットリンク∞カード」です。
どちらもおしゃれなデザインと使いやすさ、オリジナルデザインでのカード作成が可能で、XなどのSNSでもよく見かけます。
プレーリーカードとリットリンクカードを徹底比較!
プレーリーカードとリットリンクカードを比較してみました。
定価はどちらが安い?
公式デザインの場合
プレーリーカード
3,850円(税込・送料込)
リットリンクカード
4,480円(税込・送料込)
オリジナルデザインを作成する場合
プレーリーカード
4,950円(税込・送料込)
リットリンクカード
4,980円(税込・送料込)
価格は、公式デザインを利用するとプレーリーカードがかなり安く作成できるようです。
ただし、どちらのカードもキャンペーンやクーポンコード発行などで定価よりもかなり安く作成できることもあります。価格重視で選ぶなら、カードを作るタイミングで双方のホームページを確認し、値段を確認したうえで作成するサービスを選択するのがおすすめです。
デザインや素材の選択肢
プレーリーカード→4種類
公式デザイン・オリジナルデザイン・木材素材カードのほか、ギフト仕様が選べるようになっています。
リットリンクカード→4種類
公式デザイン・シンプルデザイン・オリジナルデザインのほか、スマホやPCなど好きなところに貼れるシールタイプのリットリンクタッチというタイプもあります。
プレーリーカードのメリット・リットリンクカードのデメリット
・名刺ビュー保存機能がある(特許出願中)
プレーリーカードは会社情報やメールアドレスなど、一般的な紙名刺に記載する基本情報をプロフィールページに登録・表示させることができます。
また、その情報を画像として保存可能にしているので、情報を受け取った相手は簡単に保存・見返すことが可能です。
リットリンクカードはリンク情報のまとめのみのページとなるため、個人情報や会社情報・メールアドレスや電話番号といった連絡先情報は表示できません。
・連絡先アプリに情報を簡単保存できる
プレーリーカードの名刺ビューの情報は、iPhoneの連絡先アプリに簡単に保存することもできます。
Androidの人は連絡先データがダウンロードされるので、連絡先アプリを開き、インポートするしてもらうことで登録できます。
リットリンクカードは名刺ビュー的な機能自体がありません。
・プライバシー保護機能も搭載(特許出願中)
リットリンクカードでは、登録した個人情報を、対面時のみ表示させることができる設定が可能です。オンラインでプレーリーカードのプロフィールページを公開したい人が便利に活用できるのはもちろんのこと、万が一誰かに自分のプロフィールページURLを公開されてしまった時にも安心です。
・環境により優しいカードを選択可能
プレーリーカードは2024年3月、日本初となる木材素材のデジタル名刺を発売しました。今後は国内の間伐材の再利用なども視野に入れて開発を進めるとのこと。温かみのあるデザインは、企業やクリエイターのブランディングにも一役買いそうです。
・カードのリセットが可能
プレーリーカードは、カード購入後にアカウントをカードと紐づける形になるため、カードに紐づけしたアカウントの変更が可能です。
リットリンクカードは最初からページアカウントのURLを紐づけた形での出荷となるため、カードに紐づけたリットリンクURLを変更したり、カードのリセットなどはできません。
・縦長デザインもできる
プレーリーカードはオリジナルデザインで縦長が選べます。
リットリンクカードでは縦長デザインは指定できません。
リットリンクカードのメリット・プレーリーカードのデメリット
・個人情報掲載欄がないため、情報が漏れることがない
リットリンクのプロフィールページに設定できるのはWebページやSNSアカウントとなっているため、メールアドレスや電話番号・住所といった個人情報が流出する危険性はそもそもありません。
プレーリーカードは個人情報を登録したあと、プライバシー保護機能をONにしておかないと、URLが漏れた時に連絡先情報が漏れるリスクはゼロとは言えません。どうしても心配な場合は、すでに公開されている連絡先情報のみを記載する、そもそも連絡先を記載しないといった方法を選択しましょう。
・今あるリットリンクページをそのまま利用可能
リットリンクカードは今あるリットリンクページをそのまま購入時に指定・紐づけすることができます。
すでにリットリンクページをお持ちの方は、カードが届き次第わざわざ新しいプロフィールページを作成することなく、すぐに使うことができます。
プレーリーカードは、買い替える場合を除き基本的には1からプロフィールページを作成することになります。
リットリンクカードを作ってみた!
2つのデジタル名刺を比較した結果、私は元々リンクまとめページを持っていたリットリンクカードを作成することにしました。
デジタル名刺のオリジナルデザインはアプリで自作可能
プレーリーカードもリットリンクカードも、オリジナルデザインでのカード作成が可能です。
「オリジナルデザイン作成って難しそう」「デザイナーさんに頼まなきゃ作れなさそう」と思うかもしれませんが、Adobe ExpressやIllustrator、Canvaといった画像編集アプリやデザイン作成アプリで簡単に自作できちゃいます。
私はAdobe Expressを使いました。以下、作成の流れです。
まずは各デジタル名刺のデザインサイズを確認しましょう。
プレーリーカードは1300px×853pxです。印刷時にズレが生じる可能性があるため、一周り大きな画像を作成します。切れては困る文字や画像は実際の印刷サイズのフチの部分ギリギリには配置しないようにします。
リットリンクカードは2022px×1275pxで、切れては困る文字やロゴは上下左右6mmほど内側に配置するようにデザインします。
Adobe Expressアプリで「ゼロから作成」の「カスタムサイズ」を選択し、指定されたサイズを入力します。
ファイルが作成できると、説明のテキストが入力されている状態になるのでそれを消しておきましょう。
「追加」→「写真」でカメラロールに保存されている画像を読み込むことができます。
色味の調整は「強調」メニューにあります。
実際のできあがり、彩度が若干落ちた感じがあるので、暗い仕上がりにしてしまうと実物はかなり沈んだ印象になる可能性があります。
必要に応じて「追加」→「テキスト」で文字を追加しましょう。
Adobe Expressはフォントもかなりたくさんの中から選べるので好き。
裏面側はシリアル番号とLitlinkのロゴマークが左下に入るため、その部分を開けておきましょう。
表は原案はこんな感じに。最初に背景色を指定。何もないところをタップすると背景色の指定ができます。
写真を丸型などに切り抜くのは、写真を選択した状態で「編集」→「切り抜き&シェイプ」で好きな形を選べばOKです。
これだけだと寂しい感じがしたので、写真にフレームを付けるか、台紙みたいなものを下に入れ込みたいなと思い「デザインアセット」から何か探すことに。
下に敷いたらいい感じになりそうな丸のデザインを見つけたので選択して読み込みました。
色が合わないと感じたので、Lookで調整した上で「強調」→「色温度」でさらに色味を調整します。
重ね順を変更して写真の下に入れ込み、位置を微調整したら完成です。
データの入稿は、リットリンクカードもプレーリーカードもPNG推奨です。
Adobe Expressは静止画はPNGで書き出しになるので、そのまま使えます。
リットリンクカードのオリジナルカードの申込方法
オリジナルデザイン画像が作成できたら、ショップページで申し込みます。
リットリンクカードのショッピングページ(https://shop.lit.link)にアクセスして、「カードを選ぶ」をタップし、表示されたカードの中から「あなただけのオリジナルデザイン」を選択します。
次の画面で、以下のことを行います。
・リットリンクのロゴの色を選ぶ
・画像をアップロード
・カードに埋め込むリットリンクのページURL指定
ロゴの色は、希望通りにならない可能性があるとのことです。
画像のアップロードは、裏表を間違えないように注意しましょう。裏面にLitlinkのロゴとシリアル番号が入ります。
埋め込むリットリンクページに関しては、元々リットリンクのページを持っている人はそれを利用すればOK。まだリットリンクのページを持っていない人は、「lit.linkアカウントを作成する」からアカウントを作成する必要があります。
カートに追加したら、カートの中身を確認し、購入手続きを行います。
クーポンを持っている人や、クレジットカードでの支払いの人は「ご購入手続きへ」をタップしましょう。
クーポンを使わない人で、shopPay、Apple Pay、Google Payで支払いの人はそのまま決済できます。
クーポンは次の画面の「注文内容の表示・クーポン入力」を開くと入力するところが出てくるので、ここで入力します。
決済情報を入力、もしくはエクスプレスチェックアウトで会計し、決済手続きが完了したら申込み完了です。
通常、注文から約10営業日で発送されるとのことです。
※リットリンク∞カードのクーポンの入手方法
メールから入手
私はリットリンクのアカウントをメールアドレスで登録しているため、時々リットリンクからのメールが届きます。今回はメールに書いてあった期間限定のクーポンコードを使って割引価格で購入しました。
XなどのSNS
XなどのリットリンクのSNSで期間限定のクーポンコードが配信されていることがあります。
リットリンク∞カードが届きました!
リットリンク∞カード、注文後、ちょうど1週間で届きました。購入時の案内よりも早く届いたのでちょっとびっくりしました。
こんな封筒に入ってきます。
出してみました。カードがセットされている紙製のオープンパッケージは、スタンドにして立てることができる形状です。使い方も出ているため、とりあえずお店などでそのまま出しておいても良さそうです。
裏面です。
ロゴ、さりげない感じでありがたい。
カード、ツルンとした仕様かな?と思ったらたしかにツルンとはしてるんですが、ラメカードに印刷されているような雰囲気でキラキラしていました。交通系ICカードみたいな感じかな?と予想していたのでキラキラは予想外の嬉しさ。ただちょっと彩度は落ちるかも。
ラメらないように角度つけて撮ってみました。
実際にまだ使う場面は来ていないのですが、クレジットカードや交通系IC系カードとサイズもほぼ同じで気軽に持ち歩ける感じなので、名刺を持たない身としてはかなり重宝しそうです。
リットリンク、ページにジャンプできるQRコードも一応あるのですが、それを表示させるのもいちいちログインするかスクショの写真探さなきゃいけなくてちょっと面倒だなと思っていたんです。これならすまほをかざすだけでいいので本当に楽。読み込みもこちらがコツを得ていれば相手のスマホに合わせて「この辺だな」と動かせばいい感じだったので、自分のスマホでちょっと練習して慣れれば簡単です。
紙の名刺をもうやめたいと思っている人はもちろん、名刺をよく切らす人、SNSなどでつながるのが便利な人はぜひデジタル名刺をご検討ください。
まとめ割や法人向けサービスなども各デザイン名刺サービスにあるので、企業の人も活用してみてはいかがでしょうか。
デジタル名刺、ポーチタイプのスマホショルダーに入れておいても良さそう。